逆ハーレムに巻き込まれました。




……すみません、そんなに応援されてもどうすればいいか分からないんですが。

っていうか、こんなに応援されるなんて初めてすぎる。逆にプレッシャーだよ!


私は困惑しながらもなんとか笑顔を返し、ガンツ先生の後をついていく。


そして、5分後……



「ここが第4修練場だ。そっちの選手控室に入り、用意ができ次第グラウンドへ入るように」



そう言って連れてこられたのは、ドーム状の巨大な建物だった。



「……え、先生。ここで戦うんですか?」


「そうだ。……すでに相手は用意してグラウンドに待機しているようだから、

マクレールもはやく来るように」



淡々とそれだけを告げると、ガンツ先生はどこかへ歩き去ってしまった。


呆然としていた私は、その場に一人取り残される。



「……え?」



な、なんだろうこの心細さ。本当に控室入っていいんだよね!?


困惑しながら、恐る恐る『控室』と書かれたドアを開ける。


そして、



「……へぇー」



私は、思わず感嘆の声を漏らした。





< 17 / 228 >

この作品をシェア

pagetop