平凡な生活を壊してくれたのは彼でした(^_^#)
鈴蘭中の校門のインターフォンを震える指で押す。




ピンポーン♪と意外と綺麗な音が鳴る。




私の思考ではビンボーン♪とか鳴りそうだったんだけど…。




ガチャッと音がして、先生であろう中年男性の声が聞こえる。




「はい、鈴蘭中学に何かようですか?」




『あ、私、紅葉結城の妹なのですが…

お兄ちゃん呼んで貰えますか?』




「こ、紅葉結城は屋上にいます!!

ご、ご自分でどうぞ!!」




大きくガチャッと音が鳴り、いくら声を掛けても返事はない。




『嘘でしょ…?』




私は、この中に入る事になったのでした。
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