桜雨〜散りゆく想い〜
 しかし、今考えると別の意味があるようにも思える。


 『桜が好き』


 では説明がつかない程の執着ぶり。


 あれはまるで――


 まるで――




 そのまま僕は香の家に行くために駅に向かった。


 相変わらず雨は降り続いている。


 『この雨は何処まで続いてるのかな?』


 香の声が聞こえた気がして振り返る。


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