その恋、取扱い注意!番外編(旧題 幼なじみは取扱い要注意)
レストラン街へ向かい、和食の店に入る。
父さんたちはここでビールを飲み、帰りの運転は母さんたちに任せる。

ミミは親子丼とケーキと抹茶アイスがついたお子様膳に決めた。それを見て美加姉は5年生にもなってお子様膳なの?と、呆れているけど俺はそんなことは言わない。好きなものを食べるのが一番いい。

「いいのっ! 両方食べたいんだからっ」

ミミは舌を出して美加姉を睨む。

「だったら別々に頼めばいいじゃない」
「そんなに食べられないもん」

兄弟げんか出来るふたりが羨ましくなる時もある。だけど、こうして家族で出かける俺たちは兄弟に近い関係だと思う。

「湊はなににするの?」

ミミは口げんか中の美加姉から、メニューを見ている俺に話題を振った。

「俺はステーキ丼」
「あ! 私もそれにしようっと。美海もそれにしたら?」

美加姉も俺と同じステーキ丼に決めた。

「私はいいのっ。親子丼と抹茶アイスが食べたいんだからっ」
「こんなに寒いのにアイスなんて」
「寒い時に食べる抹茶アイスがいいのっ」

まだふたりの口げんかは終わっていなかったみたいだ。
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