無愛想な彼に胸キュン中




「澪―♪ってどうしたの、その顔!?」



「えっ?」



教室に行くと、
あたしを見た唯が驚いた顔で話しかけてきた。



腫れてるのかな?
一応冷やしたんだけどな。



「なんか、あった?」



心配そうな顔つきになる。



「えぇ?何もないよー」



あたしは心配させたくないから、嘘をつく。



本当はあったんだけど、
きっとたいしたことない。



ただの脅しだろうし。
あたしも屈したりする性格じゃないもん。



「本当に?じゃあそのほっぺどうしたの?」



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