上司のヒミツと私のウソ
「本間がいうことにも一理ある。企画部だろうが開発部だろうが、『RED』に参加することには変わりないしな」
「そういう問題ですか?」
西森が目の前に立ちはだかり、睨むように見上げる。
本間と話していたときの西森は、やわらかな表情をしていた。
俺と話すときはいつも喧嘩腰で、お互いに怒ってばかりいるような気がする。
屋上で煙草を吸っているときも、冗談をいって笑い合うなんてことは、まずない。
「西森はどうしたい?」
西森の表情がわずかに歪み、なにかいいかけたとき、六階に通じる非常扉が大きな音をたてて開いた。
販売企画の松本由起が、非常階段の途中で立ち止まっている俺たちを見て戸惑う。
「どうしたんですか? こんなところで……ふたりで」
「あ、うん。ちょっと『RED』のことでね」
すぐに西森がとり繕う。
「そうだ。もう昼休みだし、ランチに行きません? 荒谷さんも誘って四人で」
「そういう問題ですか?」
西森が目の前に立ちはだかり、睨むように見上げる。
本間と話していたときの西森は、やわらかな表情をしていた。
俺と話すときはいつも喧嘩腰で、お互いに怒ってばかりいるような気がする。
屋上で煙草を吸っているときも、冗談をいって笑い合うなんてことは、まずない。
「西森はどうしたい?」
西森の表情がわずかに歪み、なにかいいかけたとき、六階に通じる非常扉が大きな音をたてて開いた。
販売企画の松本由起が、非常階段の途中で立ち止まっている俺たちを見て戸惑う。
「どうしたんですか? こんなところで……ふたりで」
「あ、うん。ちょっと『RED』のことでね」
すぐに西森がとり繕う。
「そうだ。もう昼休みだし、ランチに行きません? 荒谷さんも誘って四人で」