好きだったよ、ずっと。【完】
「朱里に時間くれって言ったけど、必要ないのかもな」



「え?」



さっきの?



わたしを好きになるための時間、だよね?



「お前と話してる間、色々考えたんだ」



「なにを…?」



わたしは、ゆっくりと座り直した。



「俺と璃香がキスするとこ、璃香と間宮がキスするとこ、朱里と間宮がキスするとこ、そして俺と朱里がキスするとこ」



「想像力、豊ね。って、何で璃香と聡なのよ」



勝手に妄想されて可哀想に…。



「リアルに考えたほうがいいだろ」



そういうもんなの?



「で、どうだったのよ…」



「ん?やっぱり璃香とはしたいと思わない。璃香と間宮がしたとしても何とも思わない。ただ、お前と間宮の想像したら間宮を殴りたくなった」



「なにそれっ」



真面目に語る春夜を見て、思わず吹き出した。
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