好きだったよ、ずっと。【完】
「そ、それより春夜!!」



「あ?」



話しを変えようと、咄嗟に名前を呼んだけど何も考えていないことに気付いた。



「なに」



「あ、うんとね?」



「あぁ」



どうしよう、何話そう…。



聞きたいことは、あるんだけど…。



「なんだよ」



「あ、うん。あの…、考えたんだよね?」



「なにが」



「なにがって、その…。さっき言ってたじゃないっ」



分かってよ!!



「さっき?」



「だ…、から…。キス…」



はっ、恥ずかしすぎる!!



わたしは、熱くなった熱を吸い取るように手の平を頬っぺたにあてた。



それを春夜は、黙って見ていた。
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