好きだったよ、ずっと。【完】
「え。もしかして、わたしの言いたいこと伝わってない感じ…?」



こんな熱くなりながら言ったのにっ。



「いや。なんとなく分かるけど、間違ってたら困るから言ってくれる?」



「なっ…」



絶対、分かってるくせに!!



フンッ、て鼻鳴らして笑ったもん!!



「ほら、早く。キス、がなんだって?」



あー、もう!!



いいや、聞いてやるっ。



わたしは春夜とは目を合わせず、目線斜め下を見ながら口を開いた。



「わたしとの…、キスは…、どうだったのよ」



「知りたい?」



ほら、やっぱり分かってたんだ!



驚くこともなく、すぐに聞き返してきたもん!!
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