好きだったよ、ずっと。【完】
全く、バカじゃないの!?



欲情って…、よくそんなことが言えるわよね。



「じゃぁ、発情か」



「はっ…、犬じゃないんだからそれもおかしい!!」



「んー、じゃぁ。ムラムラか」



「ムッ…」



そう言われると、急に顔が熱くなった。



「お、これが正解か?」



春夜は、ニヤリと笑った。



「バッカじゃないの!?」



今度こそ、わたしは立ち上がりキッチンへと逃げた。



「あ、逃げるなよ」



春夜の声が聞こえたけど、聞こえなかったふりをして、わたしは冷蔵庫から卵とウィンナーを取り出した。



「なに、作ってくれるの?」



「ひゃっ…!!」



突然、後ろから声がして持ってた卵を落っことしそうになった。
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