好きだったよ、ずっと。【完】
「危ないなー。部屋汚れんだろ?」



驚かせたのは春夜なのに、なぜかわたしが悪者になってて。



「わたしの部屋!!」



キッ、と春夜を睨み付けた。



でもそんなわたしの態度なんか全く気にしていない春夜は、ニンマリ笑顔で。



「なっ、チャーハン?」



「…うん」



結局、わたしは春夜に甘い。



「春夜、チャーハン好きでしょ」



「あぁ、すんげぇ好き」



………。



<すんげぇ好き>だけに反応してしまうわたしは、やっぱり病気で。



それを悟られない為に無言で冷凍ごはんをレンジに入れ、解凍ボタンを押した。



ピッと音が鳴って、レンジの音だけが聞こえる。
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