好きだったよ、ずっと。【完】
「でも、顔はしてほしそうにしてる」



「そ、そんな顔してないっ!!」



またそんなことを言うのかと、顔を背けた。



「そうかー?」



「そ、そうだよっ」



春夜が顔を覗いてくるから、顔が近い…、近すぎるっ。



「朱里?」



名前を呼ばれ、春夜を見れば。



「……んっ!!」



顔が近かったことをすっかり忘れてた、おバカなわたしは、あっという間に唇を奪われた。



つまりは、キス…、をされたということで。



離れたくても後頭部に手を回され、動けなくて。



瞬間、するりと舌が入ってきて完全わたしの思考はストップした。



わたしの口内で暴れる春夜の舌は優しくて、それだけでトロけてしまいそうになる。



「…ふぁっ…」



たまに漏れる自分のいやらしい声に恥ずかしくなり、舌を引っ込めるもすぐに絡め取られてしまう。



どんどん気持ち良くなってく、自分の体。



もっともっと触れてほしい、とそんな感情が沸いてきた。
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