好きだったよ、ずっと。【完】
「なら、言葉が欲しいって、攻めてほしいって、言えよ」



「……、このドS」



小さな声で、聞こえないように言ったつもりが部屋がシーンとしてるせいで、しっかり聞こえてたらしく…。



「あぁ、俺。ドSだから。何か文句でも?」



そう言いながら、またスカート中に手を入れると太腿中心を撫でるように触ってきた。



「……っ」



際どい場所は触らず、ゆっくりと優しく…。



「しゅ、春夜っ…」



「なに」



「や、っぱり…、言葉が、ほしっ…」



耐えられなくなり、つい言ってしまった。



すると春夜は、クスリと笑いわたしを見た。



「ほんと、朱里って変態」



「なっ…、変態じゃない!!女の子はみんな…、みんな…」



「みんな?」



「……、わたしだけかも、しれない…」



そうだよっ、こんな変態きっとわたしだけだっ。



「まっ、俺は変態でもそうじゃなくても、朱里が好きだけど」



「ほ、ほんとに…?」



「あぁ、ほんと」



結局は、言葉攻めよりもなによりも「好き」という言葉が一番嬉しいんだよねっ。
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