好きだったよ、ずっと。【完】
「最後にしてよ、朱里から」
「え…」
それは思いがけない言葉で、自分でもフリーズしたのが分かったくらい。
「聡も悪いオトコねぇ。そんなに朱里ちゃん、落としたかったの?」
「うん、結構本気になった」
ウソ、でしょ?
忘れさせてやるって、ただの気まぐれで言ってくれたんじゃなかったの…?
あの夜の時のように…。
「ね、朱里。最後に、ちょうだいよ。偽物でもいいから」
ど、どうしよ…。
こんな時、どうすればいいの?
花音さんを見れば、「キスくらい、イイじゃないの。減るもんじゃないし」って言うし。
なつこさんと裕也さんを見れば、苦笑してるだけだし。
そんな時だった。
バンッ、と扉が開いたのは。
「朱里っ!!」
王子様が、迎えに来た。
だけど、「朱里、ごめん」そう聞こえたと同時に、春夜の姿が見えなくなった。
「ごちそうさま」
目の前には、聡がいて。
え、わたし…、キス、されたの…?
春夜の、前で…?
「テメ、ふざけんな」
「は?ふざけてないけど?」
春夜が声を荒げるも、聡はシレッとしていて。
わたしは、そんな二人をただ茫然と見ることしかできなかった。
「え…」
それは思いがけない言葉で、自分でもフリーズしたのが分かったくらい。
「聡も悪いオトコねぇ。そんなに朱里ちゃん、落としたかったの?」
「うん、結構本気になった」
ウソ、でしょ?
忘れさせてやるって、ただの気まぐれで言ってくれたんじゃなかったの…?
あの夜の時のように…。
「ね、朱里。最後に、ちょうだいよ。偽物でもいいから」
ど、どうしよ…。
こんな時、どうすればいいの?
花音さんを見れば、「キスくらい、イイじゃないの。減るもんじゃないし」って言うし。
なつこさんと裕也さんを見れば、苦笑してるだけだし。
そんな時だった。
バンッ、と扉が開いたのは。
「朱里っ!!」
王子様が、迎えに来た。
だけど、「朱里、ごめん」そう聞こえたと同時に、春夜の姿が見えなくなった。
「ごちそうさま」
目の前には、聡がいて。
え、わたし…、キス、されたの…?
春夜の、前で…?
「テメ、ふざけんな」
「は?ふざけてないけど?」
春夜が声を荒げるも、聡はシレッとしていて。
わたしは、そんな二人をただ茫然と見ることしかできなかった。