いと甘し。
真希ちゃんの肩を持つと、蘭ちゃんは当然独りになってしまうわけで。だからといって蘭ちゃんだけの味方になることもできない。
私は自分の部屋でゴロゴロ転がりながら、どうすればこの状況を打破できるのか考えた。でもどれだけ考えても答えは出なかった。
そもそも2人の仲が悪くなった原因は私だ。私を独り占め出来ないからと拗ねてる真希ちゃんも真希ちゃんだが。
もうあれか。私が消えれば良いんじゃないかな。
考えるのもめんどくさくなってきた私は、布団にウトウトと半分夢見心地で横たわっていた。
そして、意識が途切れる寸前、充電しておいた携帯が鳴った。
ディスプレイには真希ちゃんと表示されていたが、もう眠る気満々だった私はその電話に出る元気がなかった。
どうせまた、「加代ちゃんは私の親友だよね」とか「蘭ちゃんがつきまとってきて困る」とか、そんなことしか言わない。
明日どうせ学校で会うのだから、電話は出なくても良いだろう。私はそう思い、布団の中で眠りについた。
その選択が今後の学生生活を大きく左右するとは知らずに。