シュガーメロディ~冷たいキミへ~
「ええー?ちょっとくらい話聞いてやればいいじゃん」
「そうだよ。まだ先輩たちきてねぇし」
「あ、いや……。話があるのは俺もだから」
「え」
話があるって……、私に?
「俺はちゃんとゆっくり話したいから、あとで絶対時間とる」
「……うん、わかった。ありがとう」
よかった。
そう思って、自然に安堵の笑みがこぼれていた。
「……おまえ、その格好でここまで来て恥ずかしくなかったの?」
「え」
水無月くんの視線が私の服に向いているのがわかった。
や、やっぱりまずかったかな……!?
指摘されるとやっぱり恥ずかしい。
押しこめていた羞恥心が、ぶわっと押し寄せてきた。
「は、恥ずかしかったよ!でも、いそがなきゃ水無月くんに会えないと思ったから……っ」
俯きながらそんな言い訳を吐き出す。
すぐに何か言葉が返ってくると思ったのに、一瞬の間があいた。