シュガーメロディ~冷たいキミへ~

「あれ、梨音?」


「このみちゃん!」


校舎の中に入ってすぐ、このみちゃんと今野くんに会った。


ふたりとも、もう普段の制服姿だ。


私に声を掛けてくれたこのみちゃんが、駆け寄ってきてくれる。



「梨音ごめんね、メール返せなくて……。あたし午後ずっとシフト入ってて」


「ううん、いいの!そんなことより、私、本当にごめんね!その……、口、軽くて」



私が申し訳なさを込めてそう言うと、このみちゃんは一瞬ぽかんとした表情を浮かべ、そしてあははと笑いだしてしまった。


「そんなの気にしないで!」


「そうだよリオりん。むしろ俺は感謝してるから!」


このみちゃんの隣に並んだ今野くんが、にっこり笑ってそう言う。


……え?


「え、感謝、って……、もしかして」


「そう!そういうことだから、よろしく!」


片手でピースサインを作り、もう片方の手はこのみちゃんの肩に回して嬉しそうに笑う今野くん。


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