シュガーメロディ~冷たいキミへ~
え、ええええ!!
「ちょっと、やめてよ」
パシッと肩に触れていた手を払い退けたこのみちゃんだけど、その声からも、表情からも、本当に嫌がっているわけじゃなくてただ単に照れているだけだって分かる。
わああ、このみちゃんって、今野くんって、そうだったの!!
全然気づかなかった……!
でも、改めて見るとすごくお似合い!
「わああ、おめでとうっ!」
「ありがとう!!」
「もう、調子いいんだから。……ていうか梨音はどうして外から現れたの?それに、そんなパーカー持ってたっけ?」
このみちゃんが視線を私の着ているパーカーに向けてそう言った。
その言葉に、今野くんも小さく首を傾げる。
「え、つか、それ航のじゃない?」
「えっと……、うん。さっき水無月くんに話があって会いに行ったら貸してくれて」
そう言って私が頷くと、今野くんは何やら納得したような表情になった。
一人何度も頷いている。