シュガーメロディ~冷たいキミへ~
「あー、そっかそっか!航、後夜祭で今外だもんな!でも航ってあんまり自分のもの貸したがらないんだけど。……え、え、もしかしてリオりんと航もついにそういう関係に!?」
「え!?え、ちょ、そんなわけな」
どうしてそういうことになるの!?
と焦って否定しようとしたけれど、今野くんはもう私の話なんて聞いちゃいなかった。
「うわー、まじか!それは親友としてはかなり嬉しいわ!ようやく航も、ピアノじゃなくてリオりん自身を見られるようになったのかー!」
「だからそういうんじゃな……、え?」
……今、今野くん何て言った?
ピアノって、言った……?
「……あれ、もしかして俺、余計なこと言った?」
やばい、とハッキリ顔に書いてある今野くんが、一歩後ずさる。
きっと逃走を試みようとしていたに違いないけど、今野くんの腕をがっちりつかんだこのみちゃんのおかげで、今野くんはその場から動くことはできなくて。