Snow Love. ~大好きなキミへ~


白瀬くんのこんなにやわらかい表情を見たのは初めてで、私でさえもかっこいいと思ってしまうのだから、愛花ちゃんはきっと………。


「……かっこいい」


……ほら。


愛花ちゃんは頬を赤く染め、うっとりした表情で白瀬くんを見つめている。


「白瀬、かっこよすぎだよ……」

「愛花、また惚れ直しちゃった?」

「……っ、うん…。やばい……泣きそう」

「……かっこよかったもんね」

「………やっぱり私、白瀬が好きだぁ…」


小さな声で弱々しく、“好き”って言って泣きだした愛花ちゃんの頭を、私は背伸びして優しく撫でてあげる。


どんなに強くても、頼りになっても。


愛花ちゃんだって、ひとりの女の子なんだもんね。


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