嗤うケダモノ
『先輩、スゴいっスね』
『先輩、なんか急用ですか?』
『先輩?聞いてます?』
その他諸々の言葉を完全に聞き流して。
日向の手を引いてオカ研部室に連れ込んで。
ソファーに彼女を座らせた由仁は、その細い肩を強く掴んで問い掛けた。
「ヒナ…
学園祭の日、実行委員の仕事は入れてないってホント?」
「へ? まぁ…」
「ソレって、俺がその日、なーんにもしないって樹に聞いたから?」
「っ?!///
そそそれは…///」
急激に顔を赤らめた日向が、わかりやすく目を泳がせ始める。
でも、ごめん。
最後まで確認させてね。
「ソレって…
俺と一緒に学園さ」
「べっ! 別にっ!
先輩と学園祭回りたいとか、そんなんじゃねーデスカラっ!
かか勘違いしねーでクダサイヨネっっっ??!!///」
…
テンプレ、キター…
てかこのコ、全部自分でバラしちゃったよ。
本当にバカだ。
いや、本当に、可愛い‥‥‥