鍵の付いた羽根たちに。Ⅰ
コンコン
ノックをし、入ろうと試みる。
の前に
「失礼いたします。
蝶桜女学院1年。
生徒会長の月城 梓です。」
「入れ。」
低く重い一言が僕の耳に響く。
ドアを開けると五人の青年?
が居座っていた。
1人は黒髪に紫眼。
また1人は紫眼青年と同じ顔で
赤髪、紅眼。
もう1人はヘラヘラチャラ男風の
藍髪、藍眼。
他に優しそうな顔の偽笑入りで、
水色に近い白髪に朱眼。
そして、部屋の奥で一際黒く重い空気を
見いだす私と同じ漆黒の青年。
五人を見た感想。
上から順に。
優しそう。
バカ。
チャラい。
うざっ。
なにこいつ。
以上。
けれど噂通り
容姿は端麗だった。
…ってか
「ゆーり?」