恋愛写真館~和服のカメラマンに恋をした~
朝が来た。
「ん・・・・・・」
慶次郎の寝顔を見つめていた私。
慶次郎が寝返りを打ち、かすかに目を開けた。
「んん~」
伸びをする慶次郎は、私の存在に気付き、自然に私を抱き締めた。
とても、大切そうに。
優しく抱き締めてくれた。
「おはよう、真智」
「おはよう、慶次郎」
抱き合いながら、くすくすと笑った。
この感じ。
好きと好きが重なる瞬間。
相手も自分と同じくらい幸せを感じてくれているんだと実感できるこの瞬間。
人生でそう何度もない。