恋愛写真館~和服のカメラマンに恋をした~
二度目だね。
お見合いの時を思い出す。
冷静に今の状況を見つめているもう一人の自分がいた。
「川北さん、ごめんなさい!!」
私は、川北さんから離れるようにして、立ち止まった。
驚いた顔の川北さんは、慶次郎を見て、すぐに誰か理解したようだった。
「あ、どうも」
と会釈をした。
「すいません。真智、返してもらえますか」
息を切らした慶次郎。
その胸に今すぐにでも飛び込みたいと思った。
「別れた彼氏さんですよね?もう、いい加減、振り回すのやめてもらえますか?榎本さんは、悩んで苦しんでるんです。だから、俺が幸せにしたいって思ってます」