恋愛写真館~和服のカメラマンに恋をした~
クレープ屋さんの行列に並ぶ慶次郎の背中を見つめた。
振り向く。
ニコっと笑う。
慶次郎とずっと一緒にいたい。
心の底からそう思った。
お母さんに反対されてもいい。
世界中の人に反対されてもいい。
私は自分で選ぶ。
愛する人はこの人なんだもん。
「お待たせ」
「うわぁ~、美味しそう」
抹茶白玉クレープの一番上の白玉を口に含む。
「それ、僕の白玉なんですけど。返してもらえます?」
「え?えぇ??もう食べちゃった」
「口の中にまだある。僕にも食べさせて」
甘えるような口調の慶次郎がかわいくて、いじめたくなる。
「だ~め」
「僕も白玉食べたいなぁ。真智の口の中にある、それが食べたい。ちょうだい?」
もっともっとかわいくなる慶次郎。
私は、慶次郎の両頬を手で挟み、そっと口移しで白玉団子を慶次郎にあげた。
「ふふふ。この白玉、美味しすぎますね」
そう笑った慶次郎。
私達はクレープを食べながら、いろんな話をした。