恋愛写真館~和服のカメラマンに恋をした~
「彼も彼女と別れたばかりだったの。同じような別れ方で、お互いに引きずってたんだぁ。きっと、彼も無理して私を好きになろうとしていた気がする」
川北さんと私はどうして、一緒にいたんだろう。
お互いに、寂しかった。
お互いに、自分の気持ちと向き合うのが怖かった。
「いや、それはないな。僕はわかる。彼は、本気で真智を好きだったと思う。僕を見る目は完全にそんな感じだった。でもね、譲れない。真智は僕の大事な人だから」
嬉しすぎることをたくさん言ってくれて、どれも覚えていたくて必死に頭の中にインプットした。
「もうすぐだな、観覧車」
「わくわくするね」
カップルだらけの列の中、どのカップルよりもラブラブオーラを出しているであろう私達。
絡め合う指からも、愛が伝わる。
大好き。
大好きだよ。
もう離さない。