恋愛写真館~和服のカメラマンに恋をした~





「実は、明日この観覧車に乗りたいと思ってたんだ。1日早まったけど、念願が叶った」




「慶次郎も乗りたかったの?エッチ~」




「最後に乗った観覧車の中で、父と母が話してくれたんだ。僕の父は観覧車の中でプロポーズをしたんだって。それを聞いて、僕もいつか大事な人ができたら観覧車の中でプロポーズしようって思ったんですよ」






静かな観覧車の中。




窓から少し入ってくる風が心地良く感じるくらい体が熱かった。








「僕と結婚してください」





「え?・・・・・・・・・・・・はいっ!!」









プロポーズ、してくれた。




大好きな慶次郎と結婚できる。







慶次郎は、大きく深呼吸をして、私を抱きしめた。





あ~、良かったと安心したように言った慶次郎。






男の人にとってプロポーズってものすごく緊張することなんだよね。




人生にそう何度もあるものじゃない。







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