恋愛写真館~和服のカメラマンに恋をした~
私達は、路地裏にある静かなカフェに入った。
猫の置物がたくさん置いてある雰囲気の良い店だった。
「アイスコーヒーふたつお願いします」
注文する慶次郎の声が、また好き度をUPさせる。
丁寧な話し方。
いつもより少し低い。
丸い形のグラスに入ったアイスコーヒーは、少し苦くて大人の味がした。
「いろいろ話さなければいけないね、僕達は」
「そうですね。お互いにまだ知らないことがたくさんありますもんね」
アイスコーヒーの中の氷も、コーヒーでできていて、時間が経っても薄くならなかった。
こんな関係になりたい。
何年経っても、今と同じときめきを感じられる関係。