私に舞い降りたいくつかの奇跡。



「ただいまぁー」


「おかえり!ご飯、机の上においてあるから、温めて食べてね!じゃ、お母さん仕事いくからね」


「はーい。いってらっしゃーい」


バタンと閉まるドアを最後まで見届けて、
とりあえず野菜ジュースを飲もう。


ガチャ

閉まったばかりのドアが開く。



「なに?忘れもの?」


お母さんと目が合う。



「勉強、がんばるのよ!それだけ、じゃあね」


ここにきてそのことば、、、

辛いなぁ。



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