私に舞い降りたいくつかの奇跡。



私が志望校を変えられないもう一つの理由。

お母さんだ。


私の家庭はいわゆる母子家庭。


お父さんは、私が10才のときに事故で死んだ。


それからお母さんが一人で私を育ててくれた。


【母子家庭だから仕方ない】

という言われ方をお母さんは何より嫌った。



お母さんはとにかく厳しかった。
一人娘の私を、お母さんなりに立派に育てるのことが、お父さんへの誓いに違いない。




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