トマッタ時計
放課後。
なんでこういう日に限って部活ないんだろ・・・。
うちの学校は水曜日だけ部活をしてはいけないことになっている。
こっそりと帰ろうとしたところをがっちりと侑李に捕まえられてしまった。
それは無言で帰さないぞと言われているような気がして余計なんか・・・こうね・・・うん。
「で、俺と侑李で話し合ったところ、ショッピングになりましたー!!」
二人はイェーイとか言って拍手をしている。
「てことで、早速レッツゴー!」
「あの!!」
「なんでしょう蒼井さん!!」
「私と侑李歩きなんですけど・・・」
「大丈夫、心配ない!俺と陽向自転車だから」
「あの・・・それって・・・」
「俗に言うにけつです!!」
「えーーー!!」
「音々陽向くんとにけつするの嫌なの?」
「いや、嫌ってわけじゃないけどさ・・・」
「じゃいいじゃん!!早く行こ!!」
納得のいかないまま私は侑李に腕を引っ張られて外へ連れ出された。
「侑李後ろ乗っていいぞー」
「はーい!」
侑李は躊躇いもなく中尾くんの荷台に乗り、出発してしまった。
おい!!って思ってる暇もなく私はまだどうしても内藤くんの荷台に乗れずにいた。
「蒼井?」
「はい!?」
いきなり名前を呼ばれてビックっとした。
「早く乗れば?」
そう言って内藤くんは荷台を叩いた。
「あっ・・・、うん・・・」
内藤くんに言われたら断りづらく、渋々荷台に跨いだ。
「じゃ、行くぞ」
「うん・・・」
走りだしたのはいいもののどこを持てばいいのか分からずに今にも落ちそうでうごうごしてしまった。
「何やってんの?」
私の変な行動に気づいた内藤くんが少し笑いながら聞いてきた。
「手、どうしようかと思って・・・」
「あー・・・」
あー・・・って・・・。
「手貸して」
「ん?はい・・・」
手を内藤くんの腕の下から伸ばすと、内藤くんは自分の腰に私の手を巻きつけた。
「ちょっ、何してんの?」
「何ってこれが一番安全なんだよ。ほら、反対の手も」
そう言われたけど、なんか手を出せなくて・・・。
「ほら!」
そう言うと内藤くんは私の手を取ってまた腰に巻きつけた。
・・・確かに腰に手を回したら安全にはなったっと思うんですけど・・・、近くないですか?
ちょっと段差があれば私は内藤くんを抱きしめる形になると思うんですけども・・・。
「あっ、段差」
「へ?」
内藤くんの言葉と同時にお尻に鈍い痛みが走り内藤くんに抱きついてしまった。
しまった・・・。
そう思ったけど、すでに時遅し。
完全に抱きついてしまいましたよ、とほほ・・・。
「なんか、ごめんね・・・」
内藤くんの背中に頬を引っ付けたまま謝った。
「・・・・・・別に」
あれ?
今内藤くん返事遅くなかった?
顔を上げて前を見ると、内藤くんの耳が少し赤くなっていた。
やば!!
・・・なんか内藤くん可愛い・・・?
やだ、私まで顔熱くなってきた。
そして今度は自分から内藤くんの背中に頬を引っ付けた。
なんでこういう日に限って部活ないんだろ・・・。
うちの学校は水曜日だけ部活をしてはいけないことになっている。
こっそりと帰ろうとしたところをがっちりと侑李に捕まえられてしまった。
それは無言で帰さないぞと言われているような気がして余計なんか・・・こうね・・・うん。
「で、俺と侑李で話し合ったところ、ショッピングになりましたー!!」
二人はイェーイとか言って拍手をしている。
「てことで、早速レッツゴー!」
「あの!!」
「なんでしょう蒼井さん!!」
「私と侑李歩きなんですけど・・・」
「大丈夫、心配ない!俺と陽向自転車だから」
「あの・・・それって・・・」
「俗に言うにけつです!!」
「えーーー!!」
「音々陽向くんとにけつするの嫌なの?」
「いや、嫌ってわけじゃないけどさ・・・」
「じゃいいじゃん!!早く行こ!!」
納得のいかないまま私は侑李に腕を引っ張られて外へ連れ出された。
「侑李後ろ乗っていいぞー」
「はーい!」
侑李は躊躇いもなく中尾くんの荷台に乗り、出発してしまった。
おい!!って思ってる暇もなく私はまだどうしても内藤くんの荷台に乗れずにいた。
「蒼井?」
「はい!?」
いきなり名前を呼ばれてビックっとした。
「早く乗れば?」
そう言って内藤くんは荷台を叩いた。
「あっ・・・、うん・・・」
内藤くんに言われたら断りづらく、渋々荷台に跨いだ。
「じゃ、行くぞ」
「うん・・・」
走りだしたのはいいもののどこを持てばいいのか分からずに今にも落ちそうでうごうごしてしまった。
「何やってんの?」
私の変な行動に気づいた内藤くんが少し笑いながら聞いてきた。
「手、どうしようかと思って・・・」
「あー・・・」
あー・・・って・・・。
「手貸して」
「ん?はい・・・」
手を内藤くんの腕の下から伸ばすと、内藤くんは自分の腰に私の手を巻きつけた。
「ちょっ、何してんの?」
「何ってこれが一番安全なんだよ。ほら、反対の手も」
そう言われたけど、なんか手を出せなくて・・・。
「ほら!」
そう言うと内藤くんは私の手を取ってまた腰に巻きつけた。
・・・確かに腰に手を回したら安全にはなったっと思うんですけど・・・、近くないですか?
ちょっと段差があれば私は内藤くんを抱きしめる形になると思うんですけども・・・。
「あっ、段差」
「へ?」
内藤くんの言葉と同時にお尻に鈍い痛みが走り内藤くんに抱きついてしまった。
しまった・・・。
そう思ったけど、すでに時遅し。
完全に抱きついてしまいましたよ、とほほ・・・。
「なんか、ごめんね・・・」
内藤くんの背中に頬を引っ付けたまま謝った。
「・・・・・・別に」
あれ?
今内藤くん返事遅くなかった?
顔を上げて前を見ると、内藤くんの耳が少し赤くなっていた。
やば!!
・・・なんか内藤くん可愛い・・・?
やだ、私まで顔熱くなってきた。
そして今度は自分から内藤くんの背中に頬を引っ付けた。