意地悪なキミに、スキをあげる。





背が小さいあたしは、朝陽さんの腕の中にすっぽりおさまって




肩に顔を埋めるくらいひっつくと、抱きしめられてるっていうより…

抱っこされてる、みたいな感覚に近くて…。




「あったかくて寝ちゃいそうです…」

「寝るならベッドで寝ろ」

「嘘です…。朝陽さんにくっついてたいから寝ません…」





そう言いつつも、日当たりのいい部屋と朝陽さんの温もりで

まぶたが重いのは事実。




緊張もしてたから、その緊張が解けたのもあるかもしれません…。




「バカかこいつ…」




朝陽さんの小さく呟いた声と、

頭をふんわり撫でられたところで、あたしのまぶたが閉じた。




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