意地悪なキミに、スキをあげる。
「えっと、木下くんさっきやったプリント放課後までに持ってきて下さい」
「え、何で俺っ?」
朝陽さんのわかりやすい数学の授業が終わった後。
ビックリして声を上げたアヤに、朝陽さんは何も言わずににっこり笑った。
「…普通日直じゃないんですかっ!!」
「いや、座席表みたらちょうど木下くんが目についたもので」
「えええええ」
どっとクラスのみんなが笑って、提出に行くのはアヤに決定したみたいだった。
前にオープンキャンパスであたしが迷子になって電話してたとき、
アヤは朝陽さんに怯えてたもんね〜。
まっ、頑張れ。
祐希奈と一緒にアヤの肩にポンッと片手を置いた。