俺の腐的な日常
「茜さん、ありがとう。
茜さんがいなかったら、俺、たぶん死んでた。」
それもかなり惨めな形で。
「一旦、ここでお別れだけど、
俺、茜さんのこと一生忘れない。」
だから、茜さんも俺のこと忘れないでよ?
「茜さんが困った時、すぐ連絡して?
真っ先に助けに行くから。」
1つ1つの言葉に思いを乗せて。
「…新しい、約束だよ?」
ねっ?と言って、茜さんの顔を覗き込めば
すっかり泣き止んでいた。
目尻に残った涙を指で拭ってあげると
茜さんは微笑んで何度も頷く茜さん。
茜さんは…俺の命の恩人。
お母さん。恋人、だったのかもしれない。
茜さんにとってはどうだったんだろう。
その数日後、
俺は元の家に戻った。
これが俺の全て。そして始まり。