俺の腐的な日常

―――ガチャ


茜さんとの生活の間も
金を取りにたまに訪れていた我が家。

親はどこまで分かっているんだろう。


中学を途中から行っていないことは?
この家に住んでいなかったことは?
高校に合格したことは?


…なぁんにも知らないんだろうな。


それは、それで楽。

茜さん家にあった洋服や日用品を
大きめの鞄に入れて持ち帰ってきた。


早速整理して、バイト探そう。
こんな家、住みたくない。
早く1人暮らしを始めたい。



☆:;;:・:;;::*:;;:・:;;:*:;;:・:;;:*:;:;;:*:;;:・:;;:☆


「…これで、全部か…。んーっ!!」

両手を上にあげて伸びをしながら
後ろに倒れる。

自然と目に入るのは天井。

思い出されるのは、…茜さん。




夜な夜な身体を交える俺達は
世の中的には異常だったのかもしれない。


それでも俺は。


あの人が拾ってくれたおかけで生きてる。


そばにいないのは寂しいけど、


絶対に


何があっても忘れない


大切な人。


…茜さん。

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