【完】シューティング★スター~バスケ、青春、熱い夏~
「ディーフェンス!ディーフェンス!」
俺は出来る限りの声を上げて水高に声援を送る。
「(こんままじゃ負ける!そんなの、わざわざ遠い慧心に入った意味がなか!)オフェンス一本!!」
この日初めて、柏原が積極的にオフェンスに動く。
ガードは高校生からだと言っていた柏原。オールラウンダーで、更にこの試合は司令塔に徹していて体力の有り余った柏原は、猛攻という言葉そのまま、凄い圧力でゴールまで走る。
体力の削れた水高は追い付けず、唯一追い付ける有ちん先輩も、1on1では柏原には敵わない。
「行かすか!!」
しかし立ちはだかる、泰ちゃんという壁。
中学三年間をチームメイトとして過ごした二人は、お互いの手を知り尽くしている筈。勝負は分からない。
柏原は怯むことなくゴールへ切り込み、泰ちゃんが対峙する。
「っるぁ!!」
「フンッ!!」
両者の体がぶつかり合い、体格の劣る柏原が転げた。
「いかん!タイムアウトや!!」
箱田先生が苦しげに言うのを隣で聞いたのと同時に。
「ピィッ!白(水高)9番!プッシング!!」
泰ちゃんのファウルが4つ目の危険信号。
一度、試合は水高のタイムアウトで止まった。
俺は出来る限りの声を上げて水高に声援を送る。
「(こんままじゃ負ける!そんなの、わざわざ遠い慧心に入った意味がなか!)オフェンス一本!!」
この日初めて、柏原が積極的にオフェンスに動く。
ガードは高校生からだと言っていた柏原。オールラウンダーで、更にこの試合は司令塔に徹していて体力の有り余った柏原は、猛攻という言葉そのまま、凄い圧力でゴールまで走る。
体力の削れた水高は追い付けず、唯一追い付ける有ちん先輩も、1on1では柏原には敵わない。
「行かすか!!」
しかし立ちはだかる、泰ちゃんという壁。
中学三年間をチームメイトとして過ごした二人は、お互いの手を知り尽くしている筈。勝負は分からない。
柏原は怯むことなくゴールへ切り込み、泰ちゃんが対峙する。
「っるぁ!!」
「フンッ!!」
両者の体がぶつかり合い、体格の劣る柏原が転げた。
「いかん!タイムアウトや!!」
箱田先生が苦しげに言うのを隣で聞いたのと同時に。
「ピィッ!白(水高)9番!プッシング!!」
泰ちゃんのファウルが4つ目の危険信号。
一度、試合は水高のタイムアウトで止まった。