【完】シューティング★スター~バスケ、青春、熱い夏~
「小鳥遊!」
有ちん先輩がふいに俺に寄り、耳打ちする。
「俺ば上手く使って、お前もオフェンス参加しな。俺よりお前の方が技術的にも点数稼げるやろ」
「わ、分かった。じゃあ俺が、実質シューティングガード?」
そう言うと、有ちん先輩が俺より少しだけ身長の高い体をがっしりとくっつけ、肩を組む。
「いんや、ポイントガードと兼任な。あ、動くのは俺やけどね!休んでたとやけん、両方出来るやろ?」
「有ちん先輩って爽やかな鬼畜だよね、たまに」
カラカラ、と苦笑いすると、有ちん先輩は風がそよぎそうな程の笑顔を向けて走り去り、ピカ先輩の小尻をバシッと叩き、ディフェンスについた。
あれは『頼むぞ』の気合い入れ。
「よぉし!ディフェンス一本!」
俺達は尚もオールコートでプレッシャーをかけて、慧心に詰め寄った。
有ちん先輩がふいに俺に寄り、耳打ちする。
「俺ば上手く使って、お前もオフェンス参加しな。俺よりお前の方が技術的にも点数稼げるやろ」
「わ、分かった。じゃあ俺が、実質シューティングガード?」
そう言うと、有ちん先輩が俺より少しだけ身長の高い体をがっしりとくっつけ、肩を組む。
「いんや、ポイントガードと兼任な。あ、動くのは俺やけどね!休んでたとやけん、両方出来るやろ?」
「有ちん先輩って爽やかな鬼畜だよね、たまに」
カラカラ、と苦笑いすると、有ちん先輩は風がそよぎそうな程の笑顔を向けて走り去り、ピカ先輩の小尻をバシッと叩き、ディフェンスについた。
あれは『頼むぞ』の気合い入れ。
「よぉし!ディフェンス一本!」
俺達は尚もオールコートでプレッシャーをかけて、慧心に詰め寄った。