【完】シューティング★スター~バスケ、青春、熱い夏~
戻ると、第2クォーターは既に終わっていて



水高67-20聖オルフェウス



大量リードで前半戦を終えていた。



数字だけ見ればかなり余裕の試合。………数字だけ見れば、だ。



実際、ベンチの水高メンバーは有ちん先輩以外、かなり疲弊していた。



箱田先生も険しい顔。



「はぁ………私も熱くなっとったし冷静にっては言えんかったばってん、先ば考えんとやったごたるね」



俺のあのトラブルに全員熱くなってしまったということなのだろう。



そして、疲労は更なる暗雲を立ち込めさせている。



「………特に、普段無表情で冷静ぶっとる肥後もっこすが、リミッターば外したみたいやね」



眉間に皺を寄せ、前下がりのボブの横の毛を耳にかける由貴先輩。



その視線の先を追いかけると、右手を左手で強く握った、秀吉キャプテンの姿。
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