【完】シューティング★スター~バスケ、青春、熱い夏~
再び立ち上がり、今度はかわいこちゃんズの座るところへ向かう。



ピカ先輩は肩で息をしていて、行雲先輩も大量に吹き出る汗を、何度も、何度も拭っていた。



「全く…どいつもこいつも。試合は40分あんのに何やってんの」



特に、相手は長身の揃ったチームだから、ミスマッチ分体力の消耗も激しいのに。



「有ちん先輩と泰ちゃんも来て。後半の作戦、話し合うから」



まだまだ涼しい顔をしているも、いつもより汗の量が若干多い有ちん先輩と、自分より高い選手に体力を奪われた泰ちゃんが、こちらへ来る。



「皆、まだ動ける?」



「当たり前やし!負けてたまるか!」



体力は消耗しているものの、行雲先輩の熱は冷めてないよう。吠える元気があるなら大丈夫。



「第3、第4クォーターはピカ先輩でアイソレーション。行雲先輩もオフェンスに行ってもらうよ」



その俺の作戦に、かわいこちゃんズも頷く。



「そうなると、リバウンドは泰ちゃんが殆ど取ることになると思うけど、あの留学生の方が有利だ。スクリーンアウト、一番取りやすい場所に必ず取って」



「分かった」



泰ちゃんの返事を受け次は、有ちん先輩に目線を向ける。
< 462 / 521 >

この作品をシェア

pagetop