【完】シューティング★スター~バスケ、青春、熱い夏~
ボールを保持しているのは、行雲先輩。



ダダダダ……ダンッ!



低い姿勢でドリブルを打っていた行雲先輩が、ボールを持ち上げシュートモーションへ。



そのタイミングで、一人が飛び上がる。



しかし行雲先輩のそれは、フェイク。



シュートは打たず、体をポンプのように縮めると、再び伸ばす。



一度目のプルアップジャンパーがフェイクだと読んでいた二人目が、そのポンプフェイクの後に飛び上がる。



「まぁ……それもフェイクなんだけど」



思わずニヤリ、とほくそ笑みを浮かべた瞬間、行雲先輩のボールは3ポイントゾーンにいる、ノーマークの有ちん先輩へ。



「なっ…………5番、だとォ!?」



相手ガードの叫びと、必死に走る足音を聞きながら、有ちん先輩が3ポイントを放つ。
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