【完】シューティング★スター~バスケ、青春、熱い夏~
インターハイ本選五日目。
遂に、残り4チームとなり、体育館の観客もまた、初日に比べて物凄い人数。
13時から始まる第1試合に出場する俺達は、午前中にアップを済ませ、会場へ。
「もう、私からお前達に言えることはなか。信じとる。お前達も自分達を、仲間を信じろ!」
箱田先生の、試合前にくれる言葉が俺達にどれだけ勇気を、元気をくれただろう。
俺達は、少しの緊張と、それを越える強敵へのワクワクを孕ませ、円陣を組む。
「ここまで来た。俺達は、ここまで来たんだ」
「だから、後はこれ勝って、明日も勝って優勝するだけやね」
静かに闘志を燃やす秀吉キャプテンに、ピカ先輩が強敵を求めてざわつく感情を被せる。
「ああ、そうだ。俺達は突き進む。例えどんなにいばらの道でも、駆け抜ける。行くぞ…………ぶっ潰す!!」
「「「「イェッサァ!!」」」」
止まらない武者震いを携え、俺は肺に生ぬるい空気を詰め込むように吸い込むと、キッとコートを見据え、右足を踏み込んだ。