【完】シューティング★スター~バスケ、青春、熱い夏~
しかし、その高い判断力が仇となる。



「しまった…!まずい!」



俺が叫んだのも束の間、相手パワーフォワードの手から、ディフェンスが緩んだことにより槐にボールが渡る。



ふわり、と放たれたボールを秀吉キャプテンが必死に飛んでブロックするものの、届かず。



水高0-3凌華学院



あまりにも柔らかな槐の3ポイントに、一瞬時が止まったように感じてしまう。



手も足も出ぬまま、相手に流れを奪われるようなプレイをされてしまった。



「慌てない!一本、まず一本行こう!」



ベンチからの有ちん先輩の声に、俺は気持ちを切り替えてスローインすべく、コートの外に走った。



ダメだダメだ。俺が空気感に呑まれてどーするよ。
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