【完】シューティング★スター~バスケ、青春、熱い夏~
第1クォーター開始8分。
水高9-15凌華学院
お互い、24秒バイオレーションを必死に守り、動かない試合展開。
相手は槐という強いシューターがいるぶん、一本が大きいから、やや水高が劣勢。
しかし、今日はオフェンス勢のピカ先輩や秀吉キャプテンより、こちらの方が調子が良い模様。
ガッ……………。
「リバァァン!!」
バシィ!ズドォォン!!
空中での戦い、一番高いところを舞うのは、行雲先輩だ。
凌華学院のインサイドからのオフェンスをことごとく弾き、ゴール下から空中での戦いへ持ち込み、リバウンド。
このたった8分の間に、なんと4つもリバウンドを取っている行雲先輩。
インターハイ初出場でここまで上ってきた水高の、バスケの花形シーンとも言える『リバウンド』を取りまくる神楽木行雲という選手に、会場の目が注目する。
「そら行けっ!速攻ォ!」
アウトレットパスでピカ先輩に渡ったボール。それを得意の速攻に持ち込むピカ先輩。
俺も逆サイド、その俊足で追いかけ、ピカ先輩とパスを回し合いゴールへ一直線。