【完】シューティング★スター~バスケ、青春、熱い夏~
ゴール下で立ちはだかる、凌華学院センター桜山。



「止める!」



キュッ!キュッキュ!



バッシュがフロアと擦れる音が響き渡り、ピカ先輩と桜山の戦いの激しさを物語る。



フォローに入っていた俺に相手パワーフォワードがディフェンスにつき、パスコースが塞がれる。



「そんならっ!」



ダムダム、キュル………ダンッ!



ピカ先輩は、そんなの誰が止められんだよ、と叫びたくなるくらいに華麗にドライブで桜山を抜くと、ゴール下ですぐワンショット放つ。



しかし、動体視力の良い俺には、それが少し強く、外れるというのが分かった。



すかさずリバウンドを取り入ってくる、行雲先輩、泰ちゃん、相手スモールフォワード安形。



空中で三人が折り重なり、ボールの奪い合い。



「っラァ!」




ガシャァァン!!



リバウンドを取り、体勢を整えると読んでいたがそれは予想外。



行雲先輩は取って着地した途端、飛び上がり、ゴールリングにボールを叩き突きつけた。



片足でダンクに飛べるなんて、常人では有り得ない跳躍力。



水高11-15凌華学院



突如、全国大会にやって来た熊本県代表の無名校の選手の活躍に、観客席から大きな歓声が沸き起こった。
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