【完】シューティング★スター~バスケ、青春、熱い夏~
第1クォーター、槐の3ポイントに苦しめられ、行雲先輩の頑張りはあったものの
水高13-20凌華学院
やや劣勢の流れは変わらず、リードされたままの展開で終わる。
これまでは、誰か一人が調子が良ければ勢いに乗ってリード出来ていたが、凌華学院は冷静なチームで、こちらを波に乗せてはくれない。
だが、収穫が無かったわけではない。
「桜山ファウル2、安形、時雨、共にファウル1。うん、なかなか良かと思うばい」
由貴先輩が取ってくれていたデータによると、悪くないファウルへの誘導数。
秀吉キャプテン、ピカ先輩、泰ちゃんがそれぞれに、上手くファウルを誘うプレイをしていたのだ。
「特にセンターで主将の桜山を5ファウル退場に出来れば大きいね」
「分かった。こんままやってみったい」
決して自分は目立たない、役割をしっかりこなすプレイをする泰ちゃんに、うん、と俺も強く頷いた。