【完】シューティング★スター~バスケ、青春、熱い夏~
第2クォーターがスタートし、互いにメンバーチェンジ無しの状態。



凌華学院はシューター槐をオフェンスの基盤に置き、変わらず遅攻型オフェンス。



ただ、急にテンポが速くなることもあるから、なかなか掴めない、こちらの流れ。



バチィィン!


「Damn it!」



こちらのスピードに持っていこうとピカ先輩にパスを回すも、相手のあの奥二重ガードにスティールされ、ボールを奪われる。



ピカ先輩が興奮気味に英語でリアクションを取ったのを見ると、だいぶイラついてるのが分かった。



巧みなパスワークで槐にボールが回され、ミドルレンジからのワンショットが、泳ぐ魚のように空中を優雅に舞い、ゴールポストに吸い込まれる。



水高20-31凌華学院



試合開始から14分、逆転の糸口が掴めず、劣勢の状況が膨れ上がる。



ピィィィ!!



「タイムアウト!白!(水高)」



堪らずこちらサイドのタイムアウト。



この試合展開、どう変える、どう対応する、考えろ。考えて、勝ちに導くんだ。
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