【完】シューティング★スター~バスケ、青春、熱い夏~
後半、第3クォーター。
ピカ先輩と有ちん先輩を交代した俺達に対し、凌華学院はメンバーチェンジ無し。
「あくまで、ベストメンバーで真っ向勝負…か」
凌華学院のこれまでの戦いのDVDを観たが、ベストメンバーの状態や次の戦いの為にこまめにメンバーを入れ替えるスタイルだったはずなのに。
特に、槐は他より小柄で女子並の細身だから、当然スタミナもなく、必ず交代をしていたのに。
「それだけ、向こうも切羽詰まっとるってこつやな」
俺の考えてることを読んだ有ちん先輩がそう呟く。
「表にはそれば絶対出さんばってんが、ファウル数ば考えれば、そりゃ、強豪校といえ、焦るやろうな」
凌華学院は全員ファウル2つ以上を持っていた。
特に、第2クォーターでピカ先輩にバスカンを奪われた主将の桜山は3つ。
これは凌華学院にとっては大きな痛手だろう。