【完】シューティング★スター~バスケ、青春、熱い夏~
最終、第4クォーターに入り、センターは代わりに行雲先輩が入り、リバウンドには秀吉キャプテンも加わる布陣へ。
凌華学院も、ファウル4つの桜山を外すことなく、最後まで全力の構え。
ディフェンススタートで始まったラスト10分に、水高、凌華学院各校の応援席から声援が飛び交う。
ボールはゆったりと回され、24秒ギリギリの遅攻で攻め抜くらしい凌華学院。
「ピカ先輩!!」
槐に飛ぶパスコースを読み、俺はピカ先輩に叫ぶ。
すると、即座に反応した相手ガードは、パス先を他に変えようと、右手を振るう。
「まあそれも、予想通りなんだけどね」
俺が小声で呟き、ニヤリ、と笑った頃には、その飛んだボールの先に、有ちん先輩。
ピカ先輩に叫んだあの時、後ろ手で有ちん先輩にサインを出していたんだ。
凌華学院も、ファウル4つの桜山を外すことなく、最後まで全力の構え。
ディフェンススタートで始まったラスト10分に、水高、凌華学院各校の応援席から声援が飛び交う。
ボールはゆったりと回され、24秒ギリギリの遅攻で攻め抜くらしい凌華学院。
「ピカ先輩!!」
槐に飛ぶパスコースを読み、俺はピカ先輩に叫ぶ。
すると、即座に反応した相手ガードは、パス先を他に変えようと、右手を振るう。
「まあそれも、予想通りなんだけどね」
俺が小声で呟き、ニヤリ、と笑った頃には、その飛んだボールの先に、有ちん先輩。
ピカ先輩に叫んだあの時、後ろ手で有ちん先輩にサインを出していたんだ。