【完】シューティング★スター~バスケ、青春、熱い夏~
「やられた!」



思わず出たのか、相手ガードのそんな声が耳に届く。



運命と、俺の組んだ戦術のスパイラルにより、ボールは俺の元へ巡る。



「さぁ、一本行くよ」



ダム、ダム、ダム。



「「「「おおっし!!」」」



今度は水高の反撃の時間。俺を真ん中に、ピカ先輩、有ちん先輩の三人でトライアングルオフェンス。



行雲先輩と秀吉キャプテンも配置につき、より良く点数を稼ぐように動く。



凌華学院も俺達のオフェンスに食らい付くように、ディフェンスに走る。



しかし、俺達のディフェンスが追い付くことの出来ない程のカウンターに、会場の観客が沸き上がる。



ピカ先輩がレイアップを沈め



水高54-57凌華学院



点差は3点。このまま、この勢いのままに、逆転を計りたい。
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