【完】シューティング★スター~バスケ、青春、熱い夏~
「ってか、二人とも俺よりモテそうなのに、まだなんだ」



青い空を見ながらボソッと呟くと、なんか流れてくる雲がおっぱいみたいで…ってアホ俺。



コンクリの地面に寝転がると、ペチンと行雲先輩に叩かれた。



おい、見た目可愛いけどリバウンドやディフェンス磨いてるだけあって掌でけーしかてーし、つえーな。おまけにイテー。



「お前は分かっとらん!こん顔のせいで、俺は『行雲君はそういう次元じゃなぁい!』って女子に何度言われて傷付いたこつか!」



あー、成る程ね。まあ、行雲先輩にガンガンアタックされたら女だろうが男だろうが落ちそうだけどな。



「俺は…彼女はおったけど、そういうの緊張するやん?やけん、まだ…」



何気に同級生にモッテモテの泰ちゃんも中身は純情ボーイだから、なんかもう、答えもピュアだ。



ってか秀吉キャプテン、この二人と1ヶ月過ごして心洗えや。
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